この記事を書いた人

なぜモーター性能が勝敗を分けるのか
なぜモーター性能が勝敗を分けるのか
ボートレースでは、選手の腕と同じくらい重要なのが「モーター性能」です。
レースごとに抽選で割り当てられるモーターは同じ型でも性能に差があり、そのわずかな違いが勝敗を大きく左右します。
例えば、トップ選手でもモーターが悪ければ着順を落とすことがありますし、B級選手でもエースモーターなら上位に食い込むケースも珍しくありません。
なんでA1選手が逃げられなかったんだ?という場面の多くは、モーター性能が原因です。
出走表と2連対率をチェックする
出走表と2連対率をチェックする
初心者がまず見るべきは「モーター2連対率」です。
これは「そのモーターが2着以内に入った割合」で、性能の目安になります。
- 30%未満:性能が悪い可能性が高い
- 40%以上:好調モーター
- 50%以上:S級モーター(超好調)
ただし、使用期間が短いと数値が正確でない場合もあるので、公式サイトでモーターの入れ替え時期も確認しましょう。
展示タイムで“勝ちパターン”を掴む
展示タイムで“勝ちパターン”を掴む
モーター性能を判断する上で、展示タイムのチェックは必須です。
展示タイムは試走時のスピードで、特に「伸び足(最高速)」の良し悪しがわかります。
特に重要なのが、1号艇の展示タイムがトップかどうか。
ここが遅いと外から攻められる可能性が高まり、逃げ切りが難しくなります。逆に展示タイムが最速なら、多少スタートが遅れても伸びでカバーできる可能性があります。
4つの足を理解して展開を読む
4つの足を理解して展開を読む
モーター性能は大きく4つの要素に分かれます:
- 出足:スタート直後の加速
- 行き足:中間速(最高速へのつなぎ)
- 伸び:最高速度
- 回り足:旋回時の安定性
すべてが揃っているのが理想ですが、実際は得意・不得意があります。
展示タイム(伸び)だけでなく、直線タイム(行き足)や回り足タイム(旋回性能)なども確認して、どのタイプかを把握すると展開予想がしやすくなります。
初心者でもできる舟券の買い方
初心者でもできる舟券の買い方
初心者でも実践できるシンプルな舟券術は次の通りです。
- 出走表でモーター2連対率が40%以上の艇を探す
- そのモーターに乗る勝率4.8〜5.2程度のB1選手をチェック
- 展示タイムと1周タイムを確認し、好調なら購入候補
- その選手が逃げレース(1号艇)に出るときだけ舟券を買う
この方法は再現性が高く、初心者でもすぐに使える買い方です。
最後に
ボートレースは「選手の技術」だけでなく、モーター性能とデータの読み方が勝敗を大きく左右します。
数字だけで判断せず、展示タイムや足の特徴など“感覚”も組み合わせて分析することで、勝率は確実に上がります。
最初は難しく感じても、慣れれば「この伸びなら勝てる」「この行き足では厳しい」といった判断ができるようになります。
ぜひ、次のレースから数字と感覚を使いこなす舟券術を試してみてください。